リアリティのあるSFはリアルじゃなくなる。

銀河の果てまであっという間に飛んでいける超高性能な宇宙船なのに、パンチカードに穴を開けてプログラミング、エラーが生じると紙テープで部屋が埋もれる・・・

古いSFには、今となってはおかしく感じる描写が時々登場する。

たぶん当時の製作者は技術に詳しい人だったんだと思う。それゆえに当時の技術の枠にとらわれてしまい、パンチカードや紙テープなどという後に風化する技術を未来予想図に組み込むことに。

かく言う自分もつい最近までは、脳でコンピュータを操作するSFを馬鹿にしていた。

気分はニュータイプ、脳波でパソコンを操作できるマウスが日本上陸
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20080620_nia_japan/

でも今じゃこういうのが数万円で買えてしまう。どの程度の精度かは知らないけど。

「高度に発達した科学は魔法と見分けがつかない」って誰かが言ってたし、未来を予想する際は、科学とか技術とかそういうのを抜きにして、純粋に願望ありきで予想しておけばいいのかもしれない。